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味得
ふりがな文庫
“味得”の読み方と例文
読み方
割合
みとく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みとく
(逆引き)
この時、
口伝
(
くでん
)
をうけたのが
獅子刀
(
ししとう
)
、
虎乱
(
こらん
)
の
剣
(
けん
)
。二つながら衆を
対手
(
あいて
)
とする時の刀法である。弦之丞はそれを
味得
(
みとく
)
していた。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
道命は無戒の
比丘
(
びく
)
じゃが、既に
三観三諦即一心
(
さんかんさんたいそくいつしん
)
の
醍醐味
(
だいごみ
)
を
味得
(
みとく
)
した。よって、
和泉式部
(
いずみしきぶ
)
も、道命が
眼
(
まなこ
)
には
麻耶夫人
(
まやふじん
)
じゃ。
男女
(
なんにょ
)
の交会も
万善
(
ばんぜん
)
の
功徳
(
くどく
)
じゃ。
道祖問答
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
同時にまたその時以来、僕は物質の窮乏などというものが、精神の
牢獄
(
ろうごく
)
から解放された自由の日には、殆んど何の苦にもならないものだということも、自分の生活経験によって
味得
(
みとく
)
した。
老年と人生
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
味得(みとく)の例文をもっと
(3作品)
見る
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
得
常用漢字
小5
部首:⼻
11画
“味”で始まる語句
味
味噌
味噌汁
味方
味気
味噌漉
味淋
味噌摺
味噌漬
味善
“味得”のふりがなが多い著者
吉川英治
萩原朔太郎
芥川竜之介