“醍醐味”の読み方と例文
読み方割合
だいごみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わずかににじみ出る血液くらいでは致死量に至らないようだ。むしろ醍醐味だいごみとなって、美味の働きをしているのかも知れない。
河豚は毒魚か (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
「そうだ。相手は抱琴だ。ハガキ代は馬鹿にならないが、これは本当の碁の醍醐味だいごみだ。今に、猛烈に、はやりはじめるぞ」
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
とこの豁達かったつな笑いに忠相もくわわって、ともに語るにたる親交の醍醐味だいごみが、一つにもつれてけむりのように立ちこめる。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)