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同朋町
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どうぼうちやう
ふりがな文庫
“
同朋町
(
どうぼうちやう
)” の例文
二人は肩を並べるやうに、中坂を
同朋町
(
どうぼうちやう
)
の方へ降りたのですが、妙に話の
繼穗
(
つぎほ
)
を失つて、暫らくは默りこくつて居たのでした。
銭形平次捕物控:099 お篠姉妹
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
手荷物
(
てにもつ
)
にして
名
(
な
)
のみ
床
(
ゆか
)
しき
妻戀坂下
(
つまこひざかした
)
同朋町
(
どうぼうちやう
)
といふ
處
(
ところ
)
に
親子
(
おやこ
)
三人
(
みたり
)
雨露
(
あめつゆ
)
を
凌
(
しの
)
ぐばかりの
家
(
いへ
)
を
借
(
か
)
りて
辛
(
から
)
く
膝
(
ひざ
)
をば
入
(
い
)
れたりけり
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ガラツ八は獲物を嗅ぎ出した
獵犬
(
れふけん
)
のやうに、平次を案内して
同朋町
(
どうぼうちやう
)
へ向ひました。
銭形平次捕物控:073 黒い巾着
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ありましたれど
赤子
(
あかご
)
に
着
(
き
)
せる
物
(
もの
)
がないとか
聞
(
き
)
きませば
平常
(
つね
)
の
心
(
こゝろ
)
に
承知
(
しようち
)
がならず
其
(
そ
)
の
夜
(
よ
)
通
(
とほ
)
して
針仕事
(
はりしごと
)
着
(
き
)
るもの
二
(
ふた
)
つ
遣
(
つか
)
はしましたと
得意顏
(
とくいがほ
)
の
物語
(
ものがた
)
り
徳
(
とく
)
は
陰
(
かげ
)
なるこそよけれとか
聞
(
きゝ
)
しが
怪
(
あや
)
しのことよと
疑
(
うたが
)
ふ
胸
(
むね
)
に
相談
(
さうだん
)
せばやの
心
(
こゝろ
)
は
消
(
き
)
えぬ
花子
(
はなこ
)
さま/″\の
患者
(
くわんじや
)
の
話
(
はなし
)
に
昨日
(
きのふ
)
往診
(
みまひ
)
し
同朋町
(
どうぼうちやう
)
とやら
若
(
も
)
しやと
聞
(
き
)
けばつゆ
違
(
たが
)
はぬ
樣子
(
やうす
)
なりそれほどまでには
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「親分さん——
父
(
とゝ
)
さんの出入りの御屋敷でお目見得以上といふと、三軒しかありません。一軒は金助町の園山
若狹
(
わかさ
)
樣、一軒は
御徒
(
おかち
)
町の吉田一學樣、あとの一軒は
同朋町
(
どうぼうちやう
)
の篠塚三郎右衞門樣」
銭形平次捕物控:051 迷子札
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
同
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
朋
漢検準1級
部首:⽉
8画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“同朋”で始まる語句
同朋
同朋衆
同朋頭