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吉公
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きちこう
ふりがな文庫
“
吉公
(
きちこう
)” の例文
その圭さんは、この幕切れには
納
(
おさま
)
りかねるものと見え、それから舞台裏のコック部屋へ入りこんで、コックの
吉公
(
きちこう
)
と無駄口を叩きはじめる。
電気看板の神経
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
私達の仲間で、
悪戯
(
いたずら
)
の大将と言われる豆腐屋の
吉公
(
きちこう
)
という子が、向うからヨボヨボと歩いて来る、納豆売りのお婆さんの姿を見ると、私達の方を向いて
納豆合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
青い羽織を着ている
吉公
(
きちこう
)
の目白だの、それからお
邸
(
やしき
)
のかなりやの
姫様
(
ひいさん
)
なんぞが、
皆
(
みんな
)
で、からかいに行っては、花を持たせる、
手拭
(
てぬぐい
)
を
被
(
かぶ
)
せる、水鉄砲を
浴
(
あび
)
せるという、好きな
玩弄物
(
おもちゃ
)
にして
化鳥
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その翌日も日取りだったから、翌日もその人はまた
吉公
(
きちこう
)
を連れて出た。
幻談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
ただ気づよいコックの
吉公
(
きちこう
)
だけは、このカフェを
無人
(
ぶにん
)
にも出来まいというので、依然として階下のコック
室
(
べや
)
に泊っていた。
電気看板の神経
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
私達は、又学校へ行く道で、納豆売のお婆さんに
逢
(
あ
)
いました。その日は、
吉公
(
きちこう
)
ばかりでありません。私もつい面白くなって、一銭で二銭の
苞
(
つと
)
を
騙
(
だま
)
して取りました。すると、
外
(
ほか
)
の友達も
納豆合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
赤
(
あか
)
い
着物
(
きもの
)
を
着
(
き
)
て
居
(
ゐ
)
る、みいちやんの
紅雀
(
べにすゞめ
)
だの、
青
(
あを
)
い
羽織
(
はおり
)
を
着
(
き
)
て
居
(
い
)
る
吉公
(
きちこう
)
の
目白
(
めじろ
)
だの、それからお
邸
(
やしき
)
のかなりやの
姫様
(
ひいさま
)
なんぞが、
皆
(
みんな
)
で、からかいに
行
(
い
)
つては、
花
(
はな
)
を
持
(
も
)
たせる、
手拭
(
てぬぐひ
)
を
被
(
かむ
)
せる
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
だけれど
今
(
いま
)
しがたも
母様
(
おつかさん
)
がおいひの
通
(
とほ
)
り、こんないゝことを
知
(
し
)
つてるのは、
母様
(
おつかさん
)
と
私
(
わたし
)
ばかりで
何
(
ど
)
うして、みいちやんだの、
吉公
(
きちこう
)
だの、それから
学校
(
がくかう
)
の
女
(
をんな
)
の
先生
(
せんせい
)
なんぞに
教
(
をし
)
へたつて
分
(
わか
)
るものか。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「おゝ!
吉公
(
きちこう
)
か、ちよツ、」
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
公
常用漢字
小2
部首:⼋
4画
“吉”で始まる語句
吉
吉原
吉左右
吉川
吉野
吉祥寺
吉備
吉良
吉利支丹
吉凶