“口穢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くちぎたな90.0%
くちぎた10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがために家門をつぶすようなことにまでなるのは、お気の毒とは言いながら、よっぽどおめでたく出来ている殿様だと口穢くちぎたなく罵る者もありました。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
彼は扇で床を叩き立てて、犬猫を追うように我が子を口穢くちぎたなく追い退けた。小坂部ももう思い切った。いわゆる「論は無益」とはまことに今の場合である。
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
口穢くちぎたなくのゝしるのを此方こちらは何を云われても只おど/\して居ると、お虎婆アは無闇に来てお筆の袂から巾着を引出して
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)