“叛逆人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんぎゃくにん50.0%
はんぎやくにん25.0%
ほんぎやくにん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「八幡の御宝前ごほうぜん、しかも頼朝が前なるもはばからず、叛逆人はんぎゃくにんの義経を、明らさまに、恋い慕って舞い歌うとは。——ゆるせぬ女、を、余を、小馬鹿にした舞ではある!」
日本名婦伝:静御前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それはそれとして、夜陰に剣戟けんげきって、多人数押し寄せて参られ、三門を開けと言われた。さては国に大乱でも起ったか、おおやけ叛逆人はんぎやくにんでも出来たかと思うて、三門をあけさせた。それになんじゃ。
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
かしら申付まをしつけなら、拙者は誰のしたにでも附いて働きます。その上叛逆人ほんぎやくにんが起つた場合は出水しゆつすゐなどとは違ひます。貴殿がおことわりになるなら、どうぞお一人で上屋敷かみやしきへおいでになつて下さい。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)