“謀逆人”の読み方と例文
読み方割合
むほんにん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
図書 (心づき、蹌踉よろよろと、且つ呼吸いきせいて急いで寄る)姫君、お言葉をも顧みず、三度の推参をお許し下さい。わたくしを賊……賊……謀逆人むほんにん、逆賊と申して。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
御秘蔵の兜を盗んだ謀逆人むほんにん、謀逆人、殿様のお首に手を掛けたも同然な逆賊でございますとさ。おかげで兜が戻ったのに。——何てまあ、人間というものは。——あれ、捕手とりてかかった。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)