“捕手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりて86.7%
キャッチャ4.4%
いぬ2.2%
ほしゅ2.2%
キャッチ2.2%
キャッチャー2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「五百之進の不在こそかえって倖せ、今夜にでも、ふいに捕手とりてを向けて、奥にもぐりこんでいる郁次郎を、召捕ってみるといたそうか」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
馬の右腹は野球の捕手キャッチャ胸当プロテクタのような厚い革で保護されてあるので、私たちは腹綿の迸り出るのを見ないですんだのであるが
闘牛 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)
「アッハッハッ、この風で捕手いぬどもの眼をくらましとっ走るのよ! ……おかげで湯にもはいれた。……心と一緒に体も綺麗になったってものさ」
猿ヶ京片耳伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ショートのチビ公もなかなかうまいし、捕手ほしゅのクラモウはロングヒットを打つ、なかなかゆだんができないよ、一たい今度の試合は敵に三分の利があり味方に三分のそんがある
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
「あの捕手キャッチは肩も良いし、とても綺麗なプレイをするが、何という生徒だね」
黒襟飾組の魔手 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「××倶楽部の捕手キャッチャーをしてるのよ。知ってるでしょうあんただって。ずいぶん野球はおすきなんだから」
アパートの殺人 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)