“厭勝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まじない66.7%
まじなひ16.7%
ようしょう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例えば魔法の中で最も小さな一部の厭勝まじないの術の中の、そのまた小さな一部のマジックスクェアーの如きは、まことに言うに足らぬものである。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
作者が考へて見るのに泥坊が糞をして其上にたらひを伏せて置くといふのは、厭勝まじなひには相違ないが、さういふ厭勝が出来たのには、も少し深い原因があるらしい。
金貨 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
これも大黒に縁ある甲子の祭りにその使い物の鼠を愛しあそぶようだが、本は鼠が大黒柱を始め建築諸部を損ぜぬよう、鼠を捉うるまねしてこれを厭勝ようしょうしたのであろう。