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半蓑
ふりがな文庫
“半蓑”の読み方と例文
読み方
割合
はんみの
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はんみの
(逆引き)
すると、突如、
大銀杏
(
おおいちょう
)
の木蔭から、竹ノ子笠を
眉深
(
まぶか
)
に、身には
半蓑
(
はんみの
)
をまとった武士が、
燕
(
つばめ
)
のごとく、公卿の傘へ、体当りにぶつかッて逃げた——。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
入り口の壁の内側には
半蓑
(
はんみの
)
のかかっているのも山家らしいようなところだ。やがて半蔵は驚いたように二階から降りて来て勝重を下座敷へ迎え入れた。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
しかし、半蔵はもう背中に
半蓑
(
はんみの
)
をつけて、敷居の外へ
一歩
(
ひとあし
)
踏み出していた。尾州藩の一隊は幾組かに分かれて、本陣に昼食の時を送っている家中衆もある。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
半蓑(はんみの)の例文をもっと
(6作品)
見る
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
蓑
漢検準1級
部首:⾋
13画
“半”で始まる語句
半
半分
半刻
半纏
半襟
半纒
半身
半年
半切
半歳
“半蓑”のふりがなが多い著者
島崎藤村
吉川英治