“はんみの”の漢字の書き方と例文
語句割合
半蓑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
着ている半蓑はんみのは針のように逆立った。兵が「——またか」と叫んでいたのは、もしか自分の来る以前に、宮はすでに警固の士に見つかっていたことなのではあるまいか。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幸いなことに——そのとき彼のそばをすれちがった半蓑はんみのに旅笠の男が、ふと
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
竹の皮笠に、半蓑はんみのを着、手に管鎗くだやりを持った男が、白い歯を見せてからかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)