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効
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なら
ふりがな文庫
“
効
(
なら
)” の例文
旧字:
效
伏して
念
(
おも
)
う、某、
室
(
しつ
)
を喪って
鰥居
(
かんきょ
)
し、門に倚って独り立ち、
色
(
しき
)
に在るの戒を犯し、多欲の求を動かし、孫生が両頭の蛇を見て決断せるに
効
(
なら
)
うこと
能
(
あた
)
わず
牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
されば事に任ずる者、口に
藉
(
し
)
くことを得て、殿下文臣を
誅
(
ちゅう
)
することを仮りて実は漢の
呉
(
ご
)
王の七国に
倡
(
とな
)
えて
晁錯
(
ちょうさく
)
を誅せんとしゝに
効
(
なら
)
わんと欲したもうと申す。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
支那説に〈虎衝破を知る、能く地を画し奇偶を観る、以て食を卜し、今人これに
効
(
なら
)
う、これを虎卜という〉。またいわく、〈虎行くに、爪を以て地を坼り食を卜す〉。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
示さば、臣
効
(
なら
)
うこと無からんや。且つ、
聞
(
ぶん
)
令
(
よ
)
からず。君、其れ、之(夏姫の肌着)を納めよ。
妖氛録
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
臣愚
(
しんぐ
)
謂
(
おも
)
えらく、今
宜
(
よろ
)
しく
其
(
その
)
意
(
い
)
を師とすべし、
晁錯
(
ちょうさく
)
が削奪の策を施す
勿
(
なか
)
れ、
主父偃
(
しゅほえん
)
が推恩の
令
(
れい
)
に
効
(
なら
)
うべし。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
駢羅列布するは天文に
効
(
なら
)
ふ也。
囲碁雑考
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
乞
(
こい
)
媚
(
こ
)
びて
里婦
(
さとのおんな
)
に
効
(
なら
)
ふに。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“効”の意味
《名詞》
(かい) その行為に値するだけのしるし。また、それだけの値打ちや効果。せん。甲斐とも書く。
(コウ) ききめ。しるし。効能。
(出典:Wiktionary)
効
常用漢字
小5
部首:⼒
8画
“効”を含む語句
効果
効力
効験
効能
効々
生効
成効
効性
無効
年効
有効
効目
即効紙
効無
馴染効
効驗
効能書
成効者
頼効
奏効
...