トップ
>
出
>
イ
ふりがな文庫
“
出
(
イ
)” の例文
その音が上の語の語尾音と合して一音となることがある(
荒磯
(
アライソ
)
—ありそ、
尾
(
ヲ
)
の
上
(
ウヘ
)
—をのへ、
我
(
ワ
)
が
家
(
イヘ
)
—わぎへ、漕ぎ
出
(
イ
)
で—こぎで)。
国語音韻の変遷
(新字新仮名)
/
橋本進吉
(著)
北京
(
ホッケイ
)
ノ囚人
盧俊儀
(
ロシュンギ
)
、及ビ、ソノ護送役人ヲ殺害シテ
盧
(
ロ
)
ヲ
奪
(
ウバ
)
イ去ッタ大罪人ヲ訴エ
出
(
イ
)
デヨ、という莫大な懸賞つきの
布令
(
ふれ
)
なのだ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
湯と言へば、温湯を思ふ様になつたのは、「
出
(
イ
)
づるゆ」からである。神聖な事を示す温い常世の水の、而も不慮の湧出を讃へて、ゆかはと言ひ、いづるゆと言うた。
水の女
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
このまゝに
出
(
イ
)
で
征
(
タ
)
つことを思ひみて、しみ/″\と居り。庭の秋雨
鵠が音:01 鵠が音
(新字旧仮名)
/
折口春洋
(著)
ソノ備エザルヲ
収
(
オサ
)
メ、ソノ不意ニ
出
(
イ
)
ヅ。これしきの兵法を活用できぬ仲達ではない。彼はおそらく洛陽に
上
(
のぼ
)
ることを後とし、直線に宛城から孟達を衝くだろう。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
湯と言えば、温湯を思うようになったのは、「
出
(
イ
)
づるゆ」からである。神聖なことを示す温い常世の水の、しかも不慮の湧出を讃えて、ゆかはと言い、いづるゆと言うた。
水の女
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
亮
(
リョウ
)
ヤ不才、計ヲ問イ、
謀
(
ハカリゴト
)
ヲ求ム、皆君ガ神算ニ
出
(
イ
)
ヅ。呉ヲ
扶
(
タス
)
ケ、曹ヲ討チ、劉ヲ安ンジ、首尾掎角、為ニ
完
(
マッタ
)
シ、嗚呼公瑾今ヤ永ク別ル。何ヲ
慮
(
オモンバカ
)
リ何ヲカ望マン。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
処女子
(
ヲトメゴ
)
は
出
(
イ
)
で
通
(
コ
)
ぬものか。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“出”を含む語句
出入
出来
出会
出立
外出
出來
出會
露出
思出
出発
湧出
出端
申出
言出
突出
目出度
出逢
退出
生出
抽出
...