“催眠術”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいみんじゅつ60.0%
さいみんじゆつ10.0%
ねむりのじゅつ10.0%
ヒプノチズム10.0%
メスメリズム10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いまってくるよ。だが、こんなきちがいじみたことにであうのは、生まれてはじめてだよ。ぼくは催眠術さいみんじゅつにかかっているのかな?」
いまでは腹部截開ふくぶせつかいの百たびうちることは一度位どぐらゐなものである。梅毒ばいどく根治こんぢされる、其他そのた遺傳論ゐでんろん催眠術さいみんじゆつ、パステルや、コツホなどの發見はつけん衞生學ゑいせいがく統計學とうけいがくなどは奈何どうであらう……。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
催眠術ねむりのじゅつにかけて尚昏々と眠っている白虎太郎を先頭に立て、そこに高く懸けられている螺旋階段の上の方へ、三人はグングン上り出した。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
(彼は催眠術ヒプノチズムに関する分厚な文献を数冊探しだして我々の方へ持つてきた)ほらこの本をごらん。それから、この本もごらん。
狼園 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
新しい探偵小説には指紋フインガアプリントだの、顯微鏡ミクロスコオプだの、化學分析ケミカルアナリシスだの、催眠術メスメリズムだの、犯罪骨相學クリミナルフレノロジイだのとつた、實際的な科學的要素も色々に點綴てんてつされて、一そう筋を複雜にし
探偵小説の魅力 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)