“何福”の読み方と例文
読み方割合
かふく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何福かふくすなわち営を霊壁れいへきに移す。南軍の糧五方、平安へいあん馬歩ばほ六万をひきいて之をまもり、糧を負うものをしてうちらしむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
輝祖きそむを得ずしてけいに帰りければ、何福かふくの軍のいきおいげて、単糸たんししないすくなく、孤掌こしょうの鳴り難き状を現わしぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
燕の軍戦っててばすなわち可、克たずんば自ら支うる無き也。しこうして当面の敵たる何福かふくは兵多くして力戦し、徐輝祖じょきそは堅実にしてひま無く、平安へいあん驍勇ぎょうゆうにして奇をいだす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)