“両人”のいろいろな読み方と例文
旧字:兩人
読み方割合
ふたり88.6%
りょうにん9.1%
りやうにん1.1%
フタリ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やはりぶらさがったままである。近辺きんぺんに立つ見物人は万歳万歳と両人ふたりはやしたてる。婆さんは万歳などにはごうも耳を借す景色はない。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
両人りょうにんとも花魁の来るのを待って居りまする処へ、花魁がニヤリと笑いながら来ましたから、互に己か/\と考えを附けて、のり出すと
「さうかえ、足は大丈夫かえ」「足は大丈夫でございます、車を引いてゐるくらゐでございますから」とふので、これから支度したくをしまして、両人りやうにんで出かけましたが
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
イマ両人フタリノマン中ヲ流シテ
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)