“丑滿”の読み方と例文
新字:丑満
読み方割合
うしみつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もみもん丑滿うしみつの頃漸々にて糸切村に着し彼の茶見世を御用々々とたゝき起せば此家このやの亭主何事にやと起出おきいづるにまづ惣助亭主に向ひ廿二三年あとに澤の井樣より手紙を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かねこゑひゞいてぬ、かぜのひつそりしたよるながら、時刻じこくちやう丑滿うしみつふのである。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
立石夫婦も知りをりふれては笑ひなどしけるを直助は面目なくかつ遺恨ゐこんに思ひ居たるに或夜立石夫婦は酒にゑひて前後も知らず寢入ねいりしを見濟みすまし其の夜丑滿うしみつ物凄ものさびしき折こそ能けれと直助は寢息ねいき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)