“下帶”のいろいろな読み方と例文
新字:下帯
読み方割合
したおび80.0%
なげし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下帶したおび一つで曲者を追つかけて外へ飛出すわけにも行かず、飛出したところで刄物も何んにも無し、こんな困つたことは無かつたよ
含みて夫は職人衆しよくにんしう符號ふちやうにて其なげしと云は下帶したおびの事なりくぢらとは鐵釘かなくぎの事股引もゝひきをばたこと云ふ是れ皆職人衆の平常つねに云ふ符號詞ふちやうことばなりと能々わけ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
廻りけるに或時神田紺屋町の裏長屋をまはりしが職人體しよくにんていの者五六人にて酒をのみる處へ例の通りていねいに口上をくづやで御座り升と云に職人は酒機嫌さけきげんにて屑屋さん下帶なげしかはねへか紙屑のかはりに鐵釘くぢら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)