“下呂”の読み方と例文
読み方割合
げろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ドシャブリのクラヤミに下呂げろへついた。長い梅雨のあとに更に昨日来の豪雨で、谷はあふれ、発電に支障してか、停電でもあった。
飛騨の顔 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
それでも旅人の姿が全く絶えるほどの日はなく、雪もさほど深くはない。中津川より下呂げろまで十二里である。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そんなことから又少しずつ座談のりが戻って行って、岐阜県下の名所旧蹟の話、日本ライン、下呂げろ温泉、養老の滝の話、昨夜の蛍狩の話など、ぽつぽつと取り交されたが
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)