“一折”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとおり80.0%
ひとをり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こよい汁講のある由を、どこで聞きおよびましたか、てまえまで、一折ひとおりのまんじゅうを持って、お取次ぎを仰いで参りました。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その他にも理由はいろいろあるが、あまり長くなるから略する事に致す。聞きたければ鰹節かつぶし一折ひとおりも持って習いにくるがいい、いつでも教えてやる。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
汽車きしや新橋しんばし昨夜さくや九時半くじはんつて、今夕こんせき敦賀つるがはいらうといふ、名古屋なごやでは正午ひるだつたから、めし一折ひとをりすしかつた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)