“ダ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
語句割合
25.0%
16.7%
8.3%
8.3%
8.3%
8.3%
8.3%
8.3%
8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我が心、ふと浮気ウハキ
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
生れちからして、既に聖なる運命を以て現れ来るものと考へられてゐた。其についで考へられたことは、択ばれた、聖なる母胎に寓らねばならぬことであつた。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
阿難ヨ、カクノ如キ人モシ慾惑ヨクワクヲステズ、マタ出家セズンバ、必ズ地獄ニセン。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自然から「美」をもとめないで「美」に似た事象のある所とした。理想の「美」を絵画に据ゑてゐた。が、其も墨書きやの絵巻若しくは、屏風の構図であつた。
家郷追放カキョウツイホウ吹雪フブキナカツマトワレ、三人サンニンヒシトイ、サダマラズ、ヨロヨロ彷徨ホウコウ衆人蔑視シュウジンベッシマトタル、誠実セイジツ小心ショウシン含羞ガンシュウ、オノレノヒャクウツクシサ、イチズ、高円寺コウエンジウロウロ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
さきものこらず、雲かとまがう万の桜、下には若草のみどりのしとね、上には紅の花の雲、花の香にようてかすむ月かげは欄干近くその姿をなげる。
錦木 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
明けちの部隊を思ひ、夜ぶかきに ふたゝび目ざめ、ひそけき牀なり
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
「なんだ。この野郎。みんな江戸の話ばッかしらねッか。この町に来てから本気にッかが見ていた腕前の話がききてもんだわ。一ツも無かろが」
遠ク貨物ヲシテ郷地ヲ離ル
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)