“わから”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
判然25.0%
16.7%
不明8.3%
了解8.3%
和訶羅8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女あれは、どの位嬉しいかわからないところだ」とお種は三吉に言って聞かせた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そのうちに眼がボウ——ッとなって来て、これは大変おおごとが出来たと思うた時にはモウ横に寝ているやら、座っているやら自分でも判然わからんようになっております。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
これでは何方どつち病人びやうにんわからなくなつた。自分じぶん斷念あきらめてをふさいだ。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
気が落ちつくと、だんだん瓦の数が不明わからなくなった。眼が一杯な涙をためていた。
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
取出とりいだし始て參上仕さんじやうつかまつり内々御聞申度事御座るに付是にてさけさかな御買下おかひくださるべし輕少すこしながら御土産おみやげなりと申故權三も一向に樣子やうす了解わからねば辭退じたいするを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ここに山代の和訶羅わから一〇に到れる時に、その建波邇安の王、軍を興して、待ち遮り、おのもおのも河を中にはさみて、き立ちて相いどみき。かれ其地そこに名づけて、伊杼美いどみといふ。