“わかまつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
若松62.5%
稚松37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思見おもひみる、磐梯山ばんだいさんけむりは、くもめて、やみ蓬々おどろ/\しけれど、だいなる猪苗代ゐなはしろみづうみうつつて、とほ若松わかまつみやこうかゞはれて、そこに、東山温泉ひがしやまおんせんなまめいた窓々まど/\ともしべにながすのが遥々はろ/″\のぞかれる。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その聯隊れんたいの秋季機動演習は、会津あいづ若松わかまつ近傍きんぼうで、師団演習を終えて、のち、我聯隊れんたいはその地で同旅団の新発田しばたの歩兵十六聯隊れんたいと分れて、若松から喜多方きたかたを経て、大塩峠おおしおとうげを越え、磐梯山ばんだいさん後方うしろにして
雪の透く袖 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
昨夜以来御心痛奉拝察候はいさつたてまつりそうろう、御令嬢はつつがなく我輩の掌中に在之候これありそうらえば慮外ながら、御放念相成度万一御希望なれば、金一万五千円○○山麓記念碑うち稚松わかまつの根方へ御埋没あり次第御帰還の取計可仕とりはからいつかまつるべく
誘拐者 (新字新仮名) / 山下利三郎(著)