“磐梯山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばんだいさん90.0%
ばんだいざん10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この七月十五日には岩代いわしろ磐梯山ばんだいさん破裂という怖ろしい出来事があって、五百人ほどの惨死者を出したという報道が世人の耳目を衝動した。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
(はがき)今日きょう越後えちご新津にいつを立ち、阿賀野川あがのがわの渓谷を上りて会津あいづを経、猪苗代いなわしろ湖畔こはんの霜枯れを圧する磐梯山ばんだいさんのすさまじき雪の姿を仰ぎつつ郡山こおりやまへ。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
磐梯山ばんだいざんたか千八百十九米せんはつぴやくじゆうくめーとる)の明治二十一年めいじにじゆういちねん六月十五日ろくがつじゆうごにちける大爆發だいばくはつは、當時とうじ天下てんか耳目じもく聳動しようどうせしめたものであつたが、クラカトアには比較ひかくすべくもない。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
このとき磐梯山ばんだいざん大部分だいぶぶん蒸氣じようき膨脹力ぼうちようりよくによつてばされ、堆積物たいせきぶつ溪水たにみづふさいで二三にさん湖水こすいつくつたが、東側ひがしがはながした泥流でいりゆうのために土地とちのみならず
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)