“よんどころな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
拠無75.0%
據無25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
役目の手前だ、拠無よんどころない。斯様な青二歳に何が判るかマア此方で御膳立てをしてやるから、待ちなさい。斯様な場合にいくつもいくつもぶッ突かって修業をしてから、初めて物になるんだヨと。
越後獅子 (新字新仮名) / 羽志主水(著)
拠無よんどころなく夕方から徒歩で大坂おおさかまで出掛でかける途中、西にしみやあまさきあいだで非常に草臥くたびれ、辻堂つじどう椽側えんがわに腰をかけて休息していると、脇の細道の方から戛々かつかつと音をさせて何か来る者がある
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
わたくしけつしてきみたいして立腹りつぷくいたさんので、病氣びやうきなれば據無よんどころないのです、おさつもをすですよ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)