“よこざま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
横様66.7%
横状20.0%
6.7%
横樣6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(若い坊様連れて川へ落っこちさっしゃるな、おらここに眼張がんばって待っとるに、)と横様よこざまに縁にのさり。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
三岐みつまたしたにして、れい間道かんだうらしいのをけたとおもふが、横状よこざま無理むりがけをするりとすべつて、自動車じどうしや屋根やね踏跨ふみまたぐか、とドシンとりた。あせひとつかいてない。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たわむれに「唔咿纔断玉絃鳴。一帳梅花月正横。蓄妓後堂非我分。付佗隣女譜春声。」〔唔咿わずカニ断テバ玉絃鳴ル/一帳ノ梅花月正ニよこざまナリ/妓ヲ後堂ニたくわフハ我ガ分ニ非ズ/佗ノ隣女ニ付シテ春声ヲ譜セシム〕の如き絶句を
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
與吉よきち身體からだれようといふいへは、すぐ間近まぢかで、一ちやうばかりくと、たもとに一ぽん暴風雨あらし根返ねがへして横樣よこざまになつたまゝ、なかれて、なか青々あを/\とした、あはれな銀杏いてふ矮樹わいじゆがある、はし一個ひとつ
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)