“やしりん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
椰子林60.0%
椰子森40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見ると彼方に一むら椰子林やしりんがあった。一隊の兵と数りゅうの旗が、一輛の四輪車を押し出してくる。孟獲は悪夢の中でうなされたようにあッと叫んで引っ返しかけた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
途中は一面の大椰子林やしりんで、その奥へ折折をりをり消えてく電車や、床下の高い椰子やしの葉を葺いた素樸そぼく田舎ゐなかやしろがぽつんと林の中に立つて居るのなどが気に入つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
へうも來て飮む椰子森やしりんは、麒麟が常の水かひ場。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
ひようも来て飲む椰子森やしりんは、麒麟きりんが常の水かひ場。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)