“折折”の読み方と例文
読み方割合
をりをり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うであるならば、如何いかに女子が富と位地と四季折折をりをりの遊楽とに飽くとも、依然数世紀前の貴婦人たるに過ぎないであらうと想はれる。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
まるで酒場さかばひどれのやうな兵士へいし集團しふだんしめつた路上ろじやうおもくつりながら、革具かはぐをぎゆつぎゆつきしらせながら劍鞘けんざやたがひにかちあはせながら、折折をりをり寢言ねごとのやうなうなごゑてながら
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
地をちて大輪たいりんつばき折折をりをりに落つるすなはち散り積むさくら
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)