“やくだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薬代80.0%
藥代20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たいしたものだ、いまだに貴方あなたのお暮しの話をして居りますが、あの時わっちア道楽のばちかさをかいて、医者も見放し、棟梁の処に雑用がたまり、薬代やくだいも払えず、何うしたらよかろうと思ってると
病気の薬代やくだいにでもする積りで此方こっちに持ち掛けたのを幸いに、己もそうとは知りながら、ツイ男のいじきたな、手を出したのは此方のあやまりだから、何も云わずに千疋を出し、別段餞別はなむけにしようと思い
立しより是迄に過半くわはんつかすてし上此處にて斯一年餘りの病氣に藥代やくだいは元より旅籠はたご其の外の物入りに大概たいがいつかひ失し今はたくはへものこり少なになりければかくては當所に長く逗留とうりうも成難し然ばとてをつとの病氣今少し快方こゝろよくならねば出立も成まじとお花は一人心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)