“めづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:メヅ
語句割合
83.3%
馬頭10.0%
3.3%
1.7%
1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世間の双生児ふたごにはめづらしい一つの胞衣えなに包まれて居たのでしたよ、などとこんな話を口の中でした瑞樹みづきの顔をのぞかうとするのでしたが
遺書 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
みぎ一體いつたい牛頭ごづ馬頭めづの、あの、誰方どなた御存ごぞんじの——たれ御存ごぞんじなものですか——牛頭ごづおにざうがあつたが、砂埃すなほこりまみれたうへへ、かほ半分はんぶん、べたりとしやぼんをながしたやうに
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「何んやこんなもん、こんなとこへ持つて來るんやない。彼方あつちへ置いといで、阿呆あほんだら。」とめづらしくお駒を叱つて、眼にかどてた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
人数にんずはさのみ変らねどあの子が見えねば大人までも寂しい、馬鹿さわぎもせねば串談じようだんも三ちやんの様では無けれど、人好きのするは金持の息子さんにめづらしい愛敬
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
このほどの事かかんもくだくだしや大音寺前にてめづらしき事は盲目按摩めくらあんまの二十ばかりなる娘、かなはぬ恋に不自由なる身を恨みてみづの池に入水じゆすいしたるを新らしい事とて伝へる位なもの
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
汝はわが汝のめづる樹のもとにゆきてその葉を冠となすを見む、詩題と汝、我にかくするをえしむればなり 二五—二七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)