“めっ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
52.9%
目付17.6%
発見8.8%
目附5.9%
見付5.9%
見附5.9%
眼付2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自業自得の理法に基づいて自分の心体そのもの心力継続は未来永劫めっしないものであるという尊い信仰は、仏教信者として第一に有すべき信仰でありまして
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「矢さん。もしか目付めっかって、ごたごたしたら、あなた。あの人の代りになってくれること。わたし、実はもうカッフェーなんかよしたいと思っているの。」
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
この上は地を掘り返してもお定の屍骸しげえ発見めっけて、それを駒蔵の面へ叩きつけてやらなけりゃあ腹の虫が納まらねえ、と頭の中で考えながら箱崎橋の真中に仁王立ちに突っ立った藤吉は
土のお団子だんごなどをこしらえている時に、坊ちゃんの一人が目附めっけだされて、連れかえられようものなら、その子はうちへかえるのを牢獄ろうごくにでもおくられるように号泣した。
旧聞日本橋:02 町の構成 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
自分は便所に立った時、手水鉢ちょうずばちそばにぼんやり立っていたあによめ見付めっけて、「姉さんどうです近頃は。兄さんの機嫌きげんは好い方なんですか悪い方なんですか」
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
とうとううまい口を見附めっけた。飯場の帳附ちょうつけだがね。こりゃ無ければ、なくっても済む。現に今までは婆さんがやってたくらいだが、せっかくの御頼みだから。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「あんまりピョンピョンね廻って、森の外へ出たが最後恐ろしい奴らに眼付めっかるぞよ。さあさあここへ来るがいい。青草の上へ坐るがいい。面白い話を話してやろう」