“眼付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めつき87.5%
ねめつけ4.2%
めっ4.2%
めつ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まず下々しもじもの者が御挨拶ごあいさつを申上ると、一々しとやかにおうけをなさる、その柔和でどこか悲しそうな眼付めつきは夏の夜の星とでもいいそうで
忘れ形見 (新字新仮名) / 若松賤子(著)
塗付ぬりつけんとするならんイヤ不屆ふとゞきなる女めと眼付ねめつけるにお專は少しもさわがず彌々爭ひ給はゞ外に見せるものありと懷中くわいちうより一通の文を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「あんまりピョンピョンね廻って、森の外へ出たが最後恐ろしい奴らに眼付めっかるぞよ。さあさあここへ来るがいい。青草の上へ坐るがいい。面白い話を話してやろう」
憂鬱にその声を曇らせたが、「見当もつかぬ。見当もつかぬ。しかしきっと眼付めつけて見せる。耳についている鼓の音! これを手頼たよりに眼付けて見せる」
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)