“べんとうばこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
弁当箱100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なかには、大人おとなにまじって、達夫たつおぐらいの少年しょうねんもありました。片手かたて弁当箱べんとうばこ書物しょもつかかえ、片手かたてにこうもりをにぎっていました。
夕焼けがうすれて (新字新仮名) / 小川未明(著)
声がおわるかおわらないうちに阪井は弁当箱べんとうばこをふりあげた。光一はあっと声をあげて目の上に手をあてた、眉と指とのあいだから血がたらたらと流れた。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
いつもいまごろは、弁当箱べんとうばこげて会社かいしゃからもどってくる父親ちちおや姿すがた彼方あちらみちうえるのであるが、今日きょうは、まだそれらしい姿すがたえません。
波荒くとも (新字新仮名) / 小川未明(著)