“ふうふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夫婦97.2%
男女1.4%
雌雄1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小僧こぞうはこの子をこなひきの夫婦ふうふのところへつれていきました。すると、粉ひきの夫婦には子どもがなかったものですから、ふたりは
それが松浦佐夜姫まつらさよひめであるとか、昔から今まで、親子の別れ、主從のわかれ、いづれもつらいが、男女ふうふの死別ほどのはあるまいなどといはれてゐる。
ここにこの里の荘官しょうやの家に、月丸つきまる花瀬はなせとて雌雄ふうふの犬ありけり。年頃なさけかけて飼ひけるほどに、よくその恩に感じてや、いとも忠実まめやかつかふれば、年久しく盗人ぬすびとといふ者這入はいらず、家は増々ますます栄えけり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)