“ばうばく”の漢字の書き方と例文
語句割合
茫漠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ等幼年時代の些細ささいな出来事が、昨日の事よりももつとありありと(その時の彼には昨日のことはただ茫漠ばうばくとしてゐた)
としくれに、ことこのむとしかおもはれない世間せけんひとが、故意わざみじかまへしたがつて齷齪あくせくする樣子やうすると、宗助そうすけなほことこの茫漠ばうばくたる恐怖きようふねんおそはれた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
平次は茫漠ばうばくとした顏を擧げました。