“ぼうばく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
茫漠94.9%
磅磚1.3%
茫寞1.3%
茫莫1.3%
茫邈1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこからどこまでも区切のない茫漠ぼうばくたる一面の焼け武蔵野ヶ原であったけれど——この原庭と思われる辺に来て、杜は不図ふと足を停めた。
棺桶の花嫁 (新字新仮名) / 海野十三(著)
やがておぼろげながら、灯を囲んだ若干の足音も感ぜられた。漁夫の移動であるかも知れない。茫寞ぼうばくとして暗闇のなかに、敵意と愛情を感じあいながらお互いの火は接近して行くのである。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
僕は少年時代からラジオの研究に精進しょうじんしていたラジオファンとして、あの茫莫ぼうばくたるエーテル波の漂う空間に、くることなき憧憬どうけいを持っているのでした。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)
そして又もや後には、街道と、半蓋馬車ブリーチカと、読者もお馴染の三頭の馬と、セリファンと、チチコフと、茫邈ぼうばくたる界隈の田野でんやががらんとして取り残されたのである。