“はながみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鼻紙60.0%
洟紙20.0%
鼻帋13.3%
濞紙6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
廣小路ひろこうぢいづればくるまもあり、阿關おせき紙入かみいれより紙幣しへいいくらか取出とりいだして小菊こぎくかみにしほらしくつゝみて、ろくさんこれはまこと失禮しつれいなれど鼻紙はながみなりともつてくだされ
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
昆布や烏賊するめ洟紙はながみや首巻や
暗い天候 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
神事じんじをはれば人々離散りさんして普光寺に入り、はじめ棄置すておきたる衣類いるゐ懐中くわいちゆう物をるに鼻帋はながみ一枚だにうする事なし、かすむれば即座そくざ神罰しんばつあるゆゑなり。
城太郎は、立ちふさがったまま、濞紙はながみに書いてある、ばばの手蹟しゅせきをつきつけた。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)