“はいじろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
灰白100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの場所の景色とちがうところは、あそこでは、塚と林との彼方むこうが、広々と展開ひらけた野原だったのに、ここでは、土塀が、灰白はいじろく横に延びているだけであった。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
黒く大きく立っている離座敷はなれ、——壁と襖とは灰白はいじろかったが、その襖の開いている左門の部屋は、洞窟ほらの口のように黒く、そこに釣ってある紙帳は、これまた灰白く、寝棺のように見え
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)