“どびょうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
銅鈸子60.0%
銅拍子40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小膝を銅鈸子どびょうしがわりに叩いて、朗詠を吟ずるなどは、まだまだお上品な方。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つづみの上手、工藤左衛門尉祐経くどうさえもんのじょうすけつねは、はや一拍子ひとびょうし入れて、此方こなたへ眼を向けた。銅拍子どびょうしは、畠山庄司重忠はたけやましょうじしげただ。——静のすがたを、祐経とはさみ合って、ゆかを取った。
日本名婦伝:静御前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大勢の謡声うたごえが、しかも銅拍子どびょうしや鼓の音まで交えて聞え出したのである。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また謡を唱和し、鈴を振り、銅拍子どびょうしを鳴らす大勢の者があった。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)