“とつさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トツサ
語句割合
咄嗟92.2%
突嗟3.9%
突差1.3%
吶嗟1.3%
咽嗟1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
咄嗟とつさに一切悟つた彼は、稜威いつたけびを発しながら、力一ぱいかしらを振つた。すると忽ち宮の屋根には、地震よりも凄まじい響が起つた。
老いたる素戔嗚尊 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
而して余が突嗟とつさ之を承諾したる当夜のこゝろざしならんや、だ「刑余の徒」たるの一事のみ、けいと余と運命をおなじふする所也
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
とつてかへしてたすさうとするうち主要動しゆようどうのために家屋かおく崩壞ほうかいはじめたので、東湖とうこ突差とつさ母堂ぼどう屋外おくがいはうした瞬間しゆんかん家屋かおくまつた先生せんせい壓伏あつぷくしてしまつたが
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
一、突差とつさ處置しよち
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
吶嗟とつさに平次が合圖をすると、八五郎と淺吉が手を貸して、十數人のてのひらを三方から調べ始めました。
咽嗟とつさの間に飛付いたガラツ八、曲者の襟髮を手繰たぐり寄せるやうに、後ろから羽掻締はがいじめにしました。