“つよき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
強気66.7%
16.7%
強氣16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、その強気つよきにもかかわらず、天地のくずれ落ちる中へ、ぐんぐん、吸いこまれてゆくような、いいようもない寂寥せきりょうと、孤独感とが、全身を包んでいた。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
とまり山をするもの、このふぢづるなければ水をくむ事ならず、よしやなはを用ふとも此藤のつよきにはおよぶまじ。このゆゑに泊り山するものら、此つるたからのごとくたふとぶとぞ。
天寒のつよきよわきとによりて粒珠つぶの大小をす、これあられとしみぞれとす。(ひようは夏ありそのべんこゝにりやくす)地のかんつよき時は地気ちきかたちをなさずして天にのぼ微温湯気ぬるきゆげのごとし。天のくもるは是也。
萬屋源兵衞は神田の大町人の一人で、主人の源兵衞は一代に巨萬の富を積んだ人間に共通の、此上もなく強氣つよきな老人でした。