“たくし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タクシ
語句割合
卓子44.4%
宅址22.2%
卓氏11.1%
度支11.1%
托使11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、そこはまた拔目ぬけめのない所謂いはゆる政商せいしやうなどは莫大ばくだいもないかねけてちやう卓子たくしかこむ。そして、わざとける。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
赤松氏の一族がいたやかたあとなので室町将軍家の没落とともに、そういった旧大名の宅址たくしも、今はあとかたもなく変ってはいるが、とにかく一度そこを捜してみたい気持がして、武蔵は或る日
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
敬の著すところ、卓氏たくし遺書五十巻、予いまだ目をぐうせずといえども、管仲かんちゅう魏徴ぎちょうの事を以てふうせられしの人、其の書必ずきあらん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
悍驁かんがう激烈げきれつの人であつたが、いづれも惜福の工夫などには疎くて、みな多くは勝手元の不如意を來し、度支たくし紊亂ぶんらん、自ら支ゆる能はざるに至つて、威衰へ家傾き、甚だしきは身を失ひ封をうばはるゝに及び
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「右大臣家へのご托使たくしにござります」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)