“しょくさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蜀山90.9%
殖産9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蝶よ花よと育てた愛女まなむすめが、堕落書生のえばになる。身代をぎ込んだ出来の好い息子が、大学卒業間際に肺病で死んで了う。蜀山しょくさんがした阿房宮が楚人そびと一炬いっきょに灰になる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
蝶よ花よと育てた愛女まなむすめが、堕落書生の餌になる。身代を注ぎ込んだ出来の好い息子が、大学卒業間際に肺病で死んでしまう。蜀山しょくさんがした阿房宮あぼうきゅう楚人そびとの一炬に灰になる。
地蔵尊 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
隠れたというよりか出なおしたのである。そして「殖産しょくさん」という流行語にかぶれてついに破産してしまった。
非凡なる凡人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)