“しょうねんじだい”の漢字の書き方と例文
語句割合
少年時代100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このらせが、ひとたびむらつたわると、むら人々ひとびとは、いまさら、英雄えいゆう少年時代しょうねんじだい見直みなおさなければならなかったのです。
からす (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれ少年時代しょうねんじだいは、いつしかりました。そして、ちいさなまちをはなれて、おおきなうつるころには、かれはもうりっぱにはたらきのできる若者わかものでありました。けれど、こころ芸術げいじゅつわすれなかったのです。
風はささやく (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おじさんは、うまいんだなあ。」と、たちまちかれきました。いま子供こどもらのは、いずれもとおい、うつくしいものをあこがれているのです。かれは、その姿すがたのうちに、少年時代しょうねんじだい自分じぶんいだしました。
風はささやく (新字新仮名) / 小川未明(著)