“しやうこく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生国50.0%
生國37.5%
相国12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
異人が来ては日本の為にならぬと思ひ込みたるやからは、自分には知らぬ事ながら我が生国しやうこくの恥辱を世間一般に吹聴ふいちやうするも同様にて、気の毒千万なれば、この人々の為めいささか弁解すべし……
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
今三年の後に見たしと廓がへりの若者は申き、大黒屋だいこくや美登利みどりとて生國しやうこくは紀州、言葉のいさゝかなまれるも可愛く、第一は切れ離れよき氣象を喜ばぬ人なし、子供に似合ぬ銀貨入れの重きも道理
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
翁はの方で色々自慢話をつてゐるが、そのうちで一番鼻が高いのは、相国しやうこく寺の独山和尚を弟子に持つてゐるといふ事で、相手が相手だけに
相国しやうこく寺の橋本独山和尚は、道楽にちよいちよいを描く事を知つてゐる。