“さいしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
採集30.8%
最終23.1%
採収15.4%
済州7.7%
採蒐7.7%
採輯7.7%
蔡州7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それだけじゃありません、いろんなかぶとむしにもわたしは気をとられていました。わたしは採集さいしゅうにかかりましたが、なかなかきれいなのがいました。
あきのことだった。終点しゅうてんI駅あいえきからでる最終さいしゅう列車に後部車掌こうぶしゃしょうをつとめることになったわたしは、列車の一ばんうしろ貨車かしゃについた三じゃくばかりしかない制動室せいどうしつに乗りこんだ。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
宮部みやべ博士の説明で二三植物標本を見た。樺太かばふとの日露国境の辺で採収さいしゅうして新に命名された紫のサカイツヽジ、其名は久しく聞いて居た冬虫夏草とうちゅうかそう、木のずいを腐らす猿の腰かけ等。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
そのうえ済州さいしゅうの地方、この人あって、童歌の清きを失わず、またく、読書ふみよむの声を野に保つ……とまでめそやされているほどだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
済州さいしゅう梁山泊りょうざんぱくのほとり石碣村せっかそんに住んで、日ごろは、江の浦々で漁師すなどりしているが、水の上の密貿易ぬけがいも、彼ら仲間では、常習とされている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前年長野県の東筑摩郡では、郡全体の数百人の篤志者が聯合して、小地名の根本的採蒐さいしゅうを実行し、目下大骨を折ってその整理に著手している。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
三十幅みそのや』その他江戸時代の叢書類に採輯さいしゅうせられた『安寺持方あてらもちかた之記』という書物がある。常陸久慈郡高倉村の深山にある二部落の記事である。水戸領の時には武弓たきゅう新田と称し別に一村をなしていた。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
劉元鼎りゅうげんてい蔡州さいしゅうを治めているとき、新破しんぱ倉場そうじょうに狐があばれて困るので、劉は捕吏ほりをつかわして狐を生け捕らせ、毎日それを毬場まりばへ放して、犬にわせるのを楽しみとしていた。