“石碣村”の読み方と例文
読み方割合
せっかそん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
済州さいしゅう梁山泊りょうざんぱくのほとり石碣村せっかそんに住んで、日ごろは、江の浦々で漁師すなどりしているが、水の上の密貿易ぬけがいも、彼ら仲間では、常習とされている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夜に入るまで、飲み興じ、あくる早暁には、すでにげんの三兄弟は、もとの石碣村せっかそんへ、ひょうとして立ち帰るべく、朝飯をいそいでいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ほかにげんの三兄弟も加わっておりましたが、その者たちはすでに、十万貫の内の分け前を受取って、石碣村せっかそんのわが家へ帰ってゆきました。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)