“さいこんたん”の漢字の書き方と例文
語句割合
菜根譚100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗助そうすけ一封いつぷう紹介状せうかいじやうふところにして山門さんもんはひつた。かれはこれを同僚どうれう知人ちじんなにがしからた。その同僚どうれう役所やくしよ徃復わうふくに、電車でんしやなか洋服やうふく隱袋かくしから菜根譚さいこんたんしてをとこであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
僕のたびたび引用する『菜根譚さいこんたん』に
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
宗助そうすけは一封の紹介状をふところにして山門さんもんを入った。彼はこれを同僚の知人のなにがしから得た。その同僚は役所の往復に、電車の中で洋服の隠袋かくしから菜根譚さいこんたんを出して読む男であった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)