“こんとく”の漢字の書き方と例文
語句割合
懇篤100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまかれ當世たうせいかくれもき、櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさから、くも懇篤こんとくなる薫陶くんとうけて生長せいちやうしたことは、世界せかい第一だいいち學校がくかう卒業そつげふしたよりも、わたくしためにはうれしいです。
二人の婦人の懇篤こんとくな温情は、彼の身にしみ込んだ。彼はそのうちとけた好意を、その社交的な愛想を、真面目まじめなものだと信じたい心から、誇大して感じた。
四、五位さぎのプロムナアドは泥鰌どじょうの悩み。懇篤こんとく重厚なるジェルメエヌ後家の述懐、涙ぐましき苦業の数々。