“このくらゐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
此位100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にも見違みちがへるわけのものではないが図抜づぬけあまおほきいから一寸ちよツとがつかぬであつた、なんはたけでも、甚麼どんな履歴りれきのあるぬまでも、此位このくらゐひるはあらうとはおもはれぬ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
丁度ちやうど此位このくらゐ權利けんりだらう』とつて公爵夫人こうしやくふじんは、『ぶたぶくらゐのサ、それで、ト——』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
むか叔父をぢいへで、これおなことらせられたときは、暇潰ひまつぶしのなぐさみとして、不愉快ふゆくわいどころかかへつて面白おもしろかつた記憶きおくさへあるのに、いまぢや此位このくらゐ仕事しごとよりほかにする能力のうりよくのないものと
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)